映画『キングスマン ゴールデンサークル』感想
エグジーの成長に大注目!
2作目となる映画『キングスマン』ですが今作も最高の作品でした。Amazon Primeで2回借りて観てしまいました。なんて映画やおそろしい…。
今回は前作から少し時が経っています。ロキシーとエグジーは一人前のキングスマンエージェントとなり、前作のやんちゃだった頃のエグジーの面影はどこに行ったの!!とみるみる成長していく主人公にお母さんばりの感情を抱きながら観ていました。
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カントリーロード (Take Me Home, Country Roads)
冒頭の出だしがカントリーロードの音楽が流れます。ただの始まりの音楽かと思ったのですが、物語にめっちゃ関係ありで劇中に何度か耳にすることができました。ああ、そうつながるのかといった納得感でした。
マーリンがカントリーロードを歌う名シーンがあるのですが、友情的で切なくて、それでいて勇ましい、超感動的なシーンでした。今の自分の中の映画の名シーンベスト5があれば、必ずランクインするほどです。
そして、カントリーロードめっちゃ歌いたくなります。しかも英語で。カラオケでポップばかり歌わずにたまには英語で歌ってみるのも楽しいのではないですか。
かんとりぃろおぉぉぉぉど ていくみぃほおおぉぉむ
とぅざぷれいぃぃぃぃす あいびぃろおぉぉぉぉぉんぐ
シーンを見せるとネタバレすぎて感動が半減してしまうので、歌だけのものを選びました。
俺を標本にして飾ったら?俺より興味深い蝶はいない
前作はハリーがエグジーをキングスマンとして成長させる映画だったとしたら、今回は立派になったエグジーがハリーを助ける映画といえます。
序盤に多くの仲間を失ってしまったエグジーはマーリンと一緒にケンタッキー州にある諜報機関ステイツマンに助けを求めに行きます。そこで出会ったのは、記憶を失ってしまったハリーでした。ハリーは自分のことを鱗翅学者と思っていて、蝶の標本を部屋中に飾っています。なんとかハリーの記憶を蘇らせようとしたエグジーが言ったセリフがハリーへの恩をとても感じる印象的なセリフでした。
エグジー「俺を標本にして飾ったら?俺より興味深い蝶はいない。最初に会った時俺はウジ虫だった」ハリー「”ハエの幼虫”のことか?」エグジー「誰もが俺を踏み潰そうとしてた。でも、あんたは俺を青虫にしてくれた。今じゃ羽が生えた。そのおかげで空高く飛ぶことができる」ハリー「悪いが荷造りして少し寝たい」
やはり音楽のセンスは最高のポップ
カントリーロードも最高でしたが、他のシーンの音楽も前作同様にハイセンスな選択でした。
車で戦闘中に音楽の再生ボタンに頭をぶつけるところから音楽が流れるなんて茶目っ気の効いた始まり方も好きでした。
そして、今回はエルトン・ジョンが出演しているということもあって、エルトン・ジョンの曲が使われまくっています。
特に劇中本人が替え歌で歌うシーンがなんだか本当に豪華な映画なんやなと実感する映画でした。
今作の敵であるポピンズの拠点に乗り込んだときの戦闘シーンの曲です。
ノリッノリな曲ですが、戦闘は激しいんです。
いつまでも見れちゃいます。
3部作が噂されるキングスマンシリーズ、早く続編が出ないかとわくわくします。
今作は上映時間的には140分と結構長いのですが、本当に楽しくてあっという間ですよ。
カウボーイと英国紳士が一緒に闘うシーンも見どころです。