『多眼思考』ちきりん
ちきりんさんの著書は数あるなかでも、この本が特徴的なのは「ツイート集」であることです。まとめサイトとかに掲載されているものやちきりんさんのツイートを常に追っているという方にとっては既知のものも多いかも知れません。しかし、ちきりんさんの訴求力、出版社の編集力と魅せ方などが相まって購入する価値は十分にあったと感じています。
[amazonjs asin="4479794565" locale="JP" title="多眼思考 ~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~"]
世界が変わるのを待つより、自分が変わった方が早いですよ
かっこいい言葉ですね。
何かがあるとすぐに人のせい、社会のせいにしてしまいがちですが、そんなことを言っていたってなにもよくならないのです。
よくなる世界を待つか、自分がより良くなっていくか。
励みになる言葉です。
あたしが心配なのは、お金がない人生じゃなくて、やりたいことのない人生だよ。
この文章を読んでいる当時は、本当にすみませんって心の中で思いながら読んでいました。
やりたいことって何?っていうのが実際いちばん難しいところでもあるんですがね…。
「努力すればできる」とか言う人は、努力してもどうにもならないレベルのことに挑戦したことがないだけ。
甘っちょろい世界で生きてきたってことなんだよね。
現実は厳しくて、なんでも努力で解決するものではないことを学びました。
「お金がないから自由に生きられない」と言う人は、「何億円手に入れても同じことを言っていると思う。
言っていることが深いです。
ちきりんさんは自由に生きているからこそ人生は楽しいし、それでいてお金がもらえるなら最高!みたいな考え方をされていて、お金がないからやりたいことが出来ないみたいな考え方が嫌いなのだと感じました。
何かが(誰かが)自分を必要としてくれているという幻想ほど甘美なものは他にない。
これも反省対象でした。
人間は承認欲求があるせいで、つい誰かに必要とされたい、誰か自分を必要としているはずだと思いがちです。
しかし、実際はそうでもないことが多いというのがこの主張でした。