シンプル・イズ・ベスト|『世界のトップを10秒で納得させる資料の法則』三木雄信

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社会に出ると、資料を作らないといけないことのなんたる多いことか。というときに私達は資料の作り方を習ってきたわけではないので、なんとなく見よう見まねで独自の方法で行ってしまいます。

なんとなく踏襲されてきた方法でその場は凌げている可能性もありますが、忙しい人を相手にしたときに、すぐ見てパッと伝わらないようじゃ聞いてもくれません。

そこで、この本のテクニックを使って、より伝わる方法で資料を作成することを提案しています。

この本の言いたいことは、「シンプル・イズ・ベスト」に尽きると思います。キーメッセージとグラフを駆使していかにシンプルに相手に伝えるかをポイントとしています。

最後に付録として記載されていた「資料作成のツボ」が即戦力で役に立ちそうと思えるものが多かったです。

 

全体のキーメッセージを1枚目のスライドに入れる


1枚目のスライドで相手の心をつかめなければ終わり。孫社長は最初の10秒が勝負の決め手だったようです。

「ウリ」を惜しみなく最初に伝えるべき。

 

グラフに凡例は使わない


シンプル・イズ・ベスト。

凡例は便利なように見えて、読み手の「手間」を取らせるクセモノだ。

グラフで何を表しているのかを凡例と照らし合わせているのがそもそもおかしくて、見てすぐにわかるようにプロットエリア内に記載するべき。

 

折れ線グラフは他社と比較して、ナンバーワンを示したいときにも有効


絶対値を示すなら棒グラフですが、変化を伝えるときには折れ線グラフが一番向いている。競合状態の経年変化を示したいときに使うグラフです。